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13章:黒幕の尻尾 (1/9)

13章:黒幕の尻尾

病院で瀧山と中竹が戯れている頃、場所は代わりとあるビルの部屋で2人の男が会話をしていた。

ベレー帽を深く被った、長身の男。

そして見るからに豪華な椅子に深く座る恰幅のいい、太めの男。


その太めの男が長身の男に質問した。

「なぜ逃がした?」

「わざとか?お前の腕ならアイツを殺せたハズだが?」

男の質問に長身の男が答える。

「あの女がアイツを逃がしたんです」

「正確にはアイツの仲間が現れて、私に反撃してきて、煙幕を張られ逃げられました」


「じゃあ、お前のミスだな?」

太めの男の質問に長身の男は「いやあの女があの場で我々を裏切るとは思わなかったので、ボスもいや門・・・」

長身の男が名前を呼ぼうとした瞬間、太めの男は音もなく一瞬にして、長身の男の首すじに短刀を投げつけた。

素早く長身の男が身を交わしたが、ナイフは男の首すじをカスリ裂けた傷口から、血が流れ落ちる。

「・・・・・・・・・・・・。」

このご時世、どこに盗聴器や隠しマイクがあるかも知れん。


むやみやたらに、私の名前を呼ぶな!

今度また同じ事をしたら、お前でも・・・・。

殺す。

太めの男は、声に出さずに、長身の男の脳に聴覚に直接話しかけた。

「すいません。気をつけます」

「あの男は生きています。直接私がトドメを刺してきます」


長身の男がそう言うと。

「あまり、手荒な事はするなよ。そして裏切り者のあの女も連れてこい。もし途中で騒いだり抵抗するようなら無理に連れて来なくていい。その場で始末しろ!」


太めの男の言葉に長身の男は「わかりました。行ってきます」

そう言うと部屋から出て行った。


街が夕焼けに染まる頃、1人の刑事が病院に向かっていた。

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