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6章:感覚触点 (1/12)

6章:感覚触点

正直、飲食店で働いた事は1度もなかった。

誰しもが知る牛丼屋と言えば吉野家。

僕は吉野家が大好きでよく通っていた。

大人になり、1人暮しをしてからも、手を抜いてるわけでもないが、晩御飯を牛丼にしたのは数しれず·····。

なか卯でもなく、すき家でもなく、当然松屋でもなく、吉野家。

僕の思考回路の終着駅は吉野家だった。

牛丼=吉野家。

吉野家の社長様。

ホスラブ見てたら、牛丼の無料クーポン下さい!

冗談です。

でも半分本気です笑笑(≧∀≦)

初めて近所に吉野家がオープンした時に、めちゃめちゃ行列が出来た。

僕もその行列にならんだ。

店内に入り席に座る。

U字型のカウンターの卓は、お客さんで満席だった。

四方八方から、注文の声が飛ぶ。

しかし、卓の中の店員さんは躊躇する事なく、オーダーを捌いていく。

直感的に思った。

僕には無理だ·····。

飲食店では、絶対に働きたくない。

そう思った瞬間だった。

それからは飲食店のバイトだけは避けてきた。

トレンチにしろお盆にしろ、持った事も、ましてや物を運んだ事などなかった。

僕に出来るのだろうか?

最初の試練だった。

そして、その時に感じた嫌な予感は大当たりしてしまうのだった。
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