6章:あみさん4 (2/26)

50を過ぎた俺が16、7も年下の彼女に相応しいとは到底思ってはいなかった


何もツテの無い街で1人で暮らし、このコロナ禍の影響で仕事に支障が生じた結果風俗業界に足を入れることになったと言っていた彼女


付き合ってほしいだとか、ましてや将来この先もずっと…なんてことは思ってもいなかったけど



彼女に

風俗嬢と言う仮面の下の素顔の彼女に

少しだけでも寄り添いたいだけだった




ただそれでも

それが僅かな望みでしかないことは重々理解していた