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2章:スルーする輩 (1/2)

2章:スルーする輩

これは昔、まだ10代だった頃の話。家の事情で高校へは行かず中学を卒業してすぐ働き始めた。



免許も無く、実家は田舎だった為働ける会社は少ない。



年齢も若過ぎた為、派遣会社に登録しその社長に送迎をしてもらい仕事に行っていた。




仕事内容は倉庫内管理。 街に出回る服やブランドや雑貨類は馬鹿でかい倉庫に集めれ、検品や仕分けをされる。
その作業をするのが派遣バイトの私達だった。




ほとんどが女性、おばさんから主婦から若い人から沢山の女達が集まっている。




1日で辞める人、週2日しか来ない人、毎日来てる人、様々だ。





男性バイトは少人数しかいない為力仕事を任される。ほとんど単純作業の私達とは一緒にはならない。





朝のミーティングで社員から振り分けられ、何階のどこの部署に行って下さいと指示され向かい、そこで何をするかを聞き作業開始。




終わったら次の場所、終わった次の場所と1日中倉庫内を歩き回る。





まるでアリの大群がリーダー指示の元、あちこち群がっているかの様だ。





その日の仕事内容はピッキング作業だった。
リスト表に書かれた品番の商品を広いエリアにずらりと並ぶ段ボールから探し、空の大きな棺桶のような段ボールに詰め込む作業。




リスト表が入った棺桶段ボールは何十個もあり他の部署に配属された派遣が次々と作ってくる。
それを私達がピッキングし終わったら棺桶段ボールをまた他のグループに受け渡す。





その日のピッキングメンバーは20人ほどいただろうか。
皆毎日違う所に配属される為顔見知りはあまりいない。 黙々と作業していくだけ。




正直、誰が社員で誰が派遣で誰がリーダーかもわからないほど、その倉庫内には何百人もの人間が働いていた。





いつもの様に棺桶段ボールを手に取り中のリスト表を手にしピッキングし埋まった段ボールを送り出す。




また新しい棺桶段ボールを手に取りピッキングし送り出す。




また新しい棺桶段ボールを...
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人種観察 ©著者:REN

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