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2章:第二章 (3/12)

夕貴が富美子の卓に戻ってきた。

「シャンパンコール?ってすごいのね。

私、感動しちゃった」

「うちの店では5万以上のシャンパンが入ったらシャンパンコールをお客様の為にやるんだよ」

「へえ、5万かあ」

富美子は缶酎ハイを飲みながら、思わず目を見開いた。

「まあ高いし、無理してシャンパンなんて入れなくても良いんだけどね」

「好きな人の為なら入れたくもなっちゃうかも知れない」

「まあそれはワンチャンあるかもね」

「わんちゃん?犬のこと?」

「ははははははは」

夕貴は両手を叩きながら笑った。

「もう、ババアだから若者の言葉は分からないのよ」

富美子はそう言って夕貴の肩をぱんと叩いた。

ああ、なんて楽しい時間なんだろうか。

会計はぴったり3万円だった。

富美子はこれならもっとお金を払っても良いと錯覚を起こした。
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塀の向こう側で ©著者:えだまめ

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