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3章:殺人現場 (2/5)


「遅れてすみません、警部!」

 若い男が、慌ただしく現場に駆け込んできた。

 彼はつい先日刑事になったばかりの新米だ。

「おい、死体を見て吐くなよ」

 吉田は初めて殺人現場に来る新人に注意をうながした。

 しかし、意外にも彼は、血まみれの死体を見ても平然としていた。

「うわ。すごいですね。腹がぐっちゃぐちゃだ。内臓も出てる」

「……おう」

 新人は警察官にしては細身で、大人しそうな顔立ちをしている。

 吉田は当初頼りない印象を受けていたが、どうやら勘違いだったようだ。

「この男、ホストでしょうか?」

「だろうな」

「ということは、例の連続殺人ですね」

「ああ。現場からガラスの靴も見つかった」

「通称『シンデレラ事件』ですね。吉田警部、この事件のこと、くわしく教えてください」

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復讐のシンデレラ ©著者:ふゆめ

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