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1章:シンデレラ (2/3)


 骨が砕け、内臓がつぶれた。

 だけど、痛いのは一瞬だった。

「飛び降りか。やはりこの街では絶えないな」

 ぐちゃぐちゃになったわたしの前で、誰かが足を止めた。

「君はこのまま死んでしまってもいいのか?」

 若い男だった。

 スーツを上品に着こなし、ネクタイを締めている。

 ホストよりは、ビジネスマンに見えた。

「抱いているのは、酒のボトルか? 片方だけのガラスの靴。まるでシンデレラだな」

 男は初めて見たであろうボトルの名前を言い当てた。

「ホストクラブにでもハマっていたのか? それにしても、あの高さから落ちてよく割れなかったな」

 男がわたしの胸から、青いシンデレラを持ち上げる。

――ダメ、返して。

「返してほしかったら付いておいで」

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復讐のシンデレラ ©著者:ふゆめ

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