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2章:17歳 ホスト遊びは早すぎる
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空を眺めていると片手に握ったケータイから流れる着信音。
表示は『優生』
『もしもーし、今電話大丈夫?』
「ぅん、大丈夫だけど」
電話越しに聞こえる大きな音楽が、バタンと扉が閉まる音と同時に小さくなった。
『ごめんごめん、煩かったよな〜?』
「大丈夫、電話なんですか?」
『冷たいなぁ…笑』
そう言って笑う優生に悪かったなぁと思ってしまう。
癖なのだ。
人と話す時に冷たく跳ね除けてしまうのが。
『まだ外いる?この後空いてるならBAR行ってからご飯行かん?』
少し悩んだが別に予定もない。
「いいけど…」
そう応えると
『よっしゃ、1時に仕事終わるし2時までには店出るから終わったら電話する!』
そう言うと「優生主任、優生主任、リストー」
と呼ばれる声に仕事に戻って行った。
現在23時前。
約束まで2.3時間。
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