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7章:もつ鍋
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たーくんからLINEが来た。
「今日こそはもつ鍋食いたい!まりこさんも付き合って!」
お店に来てほしいが為の営業トークとはわかっていても
たーくんがかわいいなって思ってお店に行った。
どんな話をしたかは覚えてない。仕事の話とか、他愛もないことばっかりだったと思う。
お店が終わるまでは近くのローソンでたーくんが来るのを待っていて
たーくんが来てから二人でもつ鍋食べに行った。
お店を出て帰ろうと、タクシー乗る間際にたーくんが自分のマスクをずらして
そっと私にキスしてくれた。
そして私はたーくんに出会ってから、いつの間にか服用していた睡眠薬を飲まなくても眠れるようになっていた。
たーくんと一緒にいることで満たされていたんだと思う。
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たーくんと私 ©著者:まりこ
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