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9章:ソプデビュー
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9章:ソプデビュー
まっきーの出勤の日
私は歌舞伎町のその店に面接に行った。
実はほんの1ヶ月だけ同棲時代に元彼の友人の彼女が働いてたヘルスで働いた事があった。
でもその時より緊張した。
ソプって…凄く怖いイメージ。
「初めてって言うと女の子に研修して貰ってお金払わないといけないから○○で働いてたって言っちゃいなよ」とまっきーにそそのかされ
経験者ですと言い
マットやらなんやらの流れはまっきーから口頭で教えて貰った。
セックスレスが原因で悩んでたし
元々母娘関係がかなり悪くて病んでた私は中学の頃から男性経験は多かった。
自分の価値なんて体目当ての男に投げ売り位で丁度いい…
そんな自分だったから
ソプの仕事は何一つ苦痛なくやってた。
まっきーが明るくて人気あったと同時に何故か自分も指名とれててまっきー同様すぐナンバー入りして部屋持ちになった。
人見知りだけど
接客だけは昔から評判よかった。
私が自分には体しか価値ないと思ってた様に
まっきーも幼少期から母娘の関係に問題あり病んでた部分があり
体一つで稼げる事に
少しだけ自信がもてる様になってた。
近年昔を懐かしんで語る時
私達はどちらも
「あの頃は自己否定がお金沢山稼げる事で緩和されてたし、自由に思えて楽だったね」とよく話していた。
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