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1章:約束
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奈緒「ねぇ彼処で少し休憩しよう」
俺「あいよ!おまいさん」
バス停のベンチに腰掛けて二人で、休憩をしていた。
奈緒「でも、まだまだ先の事だよ」
俺「何だ?先の事って?」
奈緒「いずれは、二人きりにって話」
俺「だけどよ。子供達の成長を近くで見れるのって18歳までだからな。意外と長いようで短いよな」
奈緒「そうだね」
俺「おとんの口癖だったなぁ。面倒見るのは18迄だ。後は勝手にやれって」
バス停の透明な屋根から透けて見える星を見た。
いずれ悲しい別れや巣立ちの時が来るだろう。
子供達も将来それぞれ家族を作るだろう。
それでも俺達夫婦は、この北海道で生きていく。
俺「いつまでも俺達は、親でいないとな」
奈緒「そうだね。長生きしないとね」
立ち上がって再び歩き出す。
妻は、こちらを振り返りニコッと笑う。
奈緒「ほら指切り」
俺「何の約束すんだよ」
奈緒「長生きして出来るだけ親をやる約束だよ」
俺「俺は、不死身だ。心配御無用」
奈緒「いいからいいから」
俺達は、月明かりの下小指と小指を絡めて指切りげんまんをしたんだ。
『指切りげんまん嘘ついたら針千本飲〜ます。指切った』
奈緒「約束だよ」
俺「ああ」
俺達は、ヨボヨボの爺、婆になってもこの北国で親をやっていく事を約束をしたね。
遠い将来、子供達が巣立って遠くで傷付いたり逃げたくなる事もあるだろう。
傷付いたり尻尾を丸めて逃げたくなった時には、羽を休める場所が子供達には、いくつになっても必要だ。
そんな小さな約束…でもとっても大きな約束をした日だったね。
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指切りげんまん ©著者:ダディ
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