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5章:第五章 (13/15)

「お前、仕事は?」

龍はiQOSを吸いながら、ソファに寝転んでいた。

「明日からは行くよ」

「いい加減にしろよ。風呂も入ってないよな?」

「ごめんなさい」

「明日は絶対に行けよ」

琴美は仕事に行かなければいけないと思うと、とめどなく涙が溢れた。

「借金してるの分かってるよな?」

「分かってるよ、もちろん」

龍は泣いている琴美に優しい言葉をかけるどころか、仏頂面で借金の話を持ち出した。

「龍、冷たいね」

「そうか?」

「私、頑張ったんだけどな」

「それは感謝してるけど」

「私、もうホストには行きたくないよ」

琴美は小さな声で叫んだ。

「あっそ。借金だけはきっちり返せよ」

「龍、なんでそんなこと言うの」

「当たり前のこと言ってるだけじゃねえかよ」

龍は壁に向かってテレビのリモコンを投げた。

恐怖のあまり、琴美は呼吸が荒くなる。
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Black Shadow ©著者:えだまめ

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