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9章:なつかしい音
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数日後、由衣について心配なことをきいたけれど彼女はもうお店を辞めておりその後の事は分からない。
昔の音を聴いてあれこれ記憶が蘇ってきた。
SNSが盛んではなかった不便だった時代
ショートメールで繋いでいた時代
それはとても良い時だったのかもしれないと思った。
キャバ嬢時代の私はネットについては無知でタイピングもできなくて純に呆れられてタイピングだけは教わりました。半ば強制的に…(笑)
でも…もし…私がキャバ嬢時代にホスラブ等を見ることができて誹謗中傷されていた書き込みをみつけたらお店を辞めてしまっていたかもしれません。
言葉は癒せたり、励ましたりもできますが凶器にもなります。
何事も表裏一体。
ネット社会が平和な世界になりますように。
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音のない街 ©著者:中野ドロシー
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