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9章:アク禁 (4/5)



規約にも書いてある。


『アクセス禁止された人は書き込み出来ません。』
『でも言い訳くらいは聞きます』
『アクセス禁止された本人からのメールしか読みません』


なんという茶目っ気のある管理人だろう。

アク禁は解かないが、言い訳したけりゃメールくらいは読んでやるよ・・・と、そういうことだ。


その時はIP管理でのアクセス禁止だったらしく(後にそれは改正された)違う端末を使わなければ、アク禁になった人間は戻ってはこれなかった。


おかしな話しだ。


医師設定なら、家にPCくらいあるだろう
家族がいるなら端末などいくらでも用意できたろう


でも。

心優しく、豊かな生活を送っていたはずのその住人達は
新しく携帯を用意するか、機種変更をするまで帰ってくることはなかった。


孤独なくせに虚勢を張る。


バカな人間ばっかりだ
本当は孤独なくせに
本当は家族などいないくせに


しょせん自殺掲示板だというのに必要のない嘘をつこうとする。

孤独でいいじゃないか

死にたくなるほど寂しくたっていいじゃないか

何故、認めない?

そんなんだからアク禁なんぞを喰らうんだよ。


それが私の認識だった。


あながち間違いでもないと今でも思っている。


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自殺掲示板の人々 ©著者:虹色そら

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