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7章:初シャンパン (2/17)

あの日以来、どこかショウは忙しそうだった。

毎日朝と晩にあった電話は、朝だけや晩だけの日もあれば1日ない時もあった。
LINEは毎日来るが、電話の時間があまり取れない。今月は本気で頑張って、コウタさんに負けたくないから他のお客さんにも連絡しなきゃいけなくて、とショウは話していた。

LINEが毎日来ても、ショウの仕事中は勿論LINEは途絶える。
それが堪らなく悲しくて、私は週に2度、仕事が休みの土日か、仕事終わりの金土で店に足を運ぶようになった。

たくみとのいつかを夢見て蓄えた貯金が幸いにもあったし、ショウはあまりお酒を入れろとは言わなかったのでお金はどうにか工面できた。が体の疲れは取れない。日曜日にお店に行けば、お店が1:00に終わって少し寝てもう朝には仕事に行かなければならない。

そんな状況が1ヶ月続けば、仕事ももちろん支障が出た。

「高井さん、データ入力間違ってたよ。最近ミス多いね」

「申し訳ございませんでした、すぐ直します」
部長が疎ましそうに私を見る。

「高井さん、大丈夫?最近顔色悪いけど」
滝本さんは心配そうな顔で私を見た。とても、二日酔いで仕事をミスりましたとは言えない。

「大丈夫です。ご心配ありがとうございます。」
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1度でも本気で愛してくれましたか? ©著者:瑠奈

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