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6章:初アフター
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隣のバー「XOXO」はとてもお洒落な隠れが的なバーで、本当に今日はめかしこんで良かったなぁとしみじみと感じた。
「いらっしゃいませ。1名様?」
「あ、はい。後でもう1人来ます」
店内には既に2人の男女がいて、ホストとキャバ嬢のようだ。
ホスト風の男は金髪の髪が未だヘアメされていないからか、とても格好悪く見える。
かたやキャバ嬢風の女性は、綺麗に髪の毛が巻かれて濃い化粧が綺麗に色の白い肌に施されている。
甲高い声に鼓膜をビリビリと刺激され、うんざりした気持ちになる。
同伴ってやつかな。それか、店が休みなのか。
「キティを下さい」
「はーい。キティ好きなんて女の子らしいね」
「そうですかね?赤ワインは好きです」
「お酒強いんだねー」
目の前に立っているバーテンダーの男性は首元が隠れる明るい茶色の長い長髪をハーフアップのようにして、酒を作る。
元ホストかな。
そんな事をぼんやり考える。
これから起こることに意外と至極冷静な自分が怖く感じる。
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