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ー・・・
「以上でミーティングを終了します。お疲れ様でした」
「お疲れっした!!!!」
ミーティングが終わり、ショウがタバコを吸っているとコウタがショウに近づく。
「ショウお疲れ〜!!今月ショウ調子良いじゃん。俺抜かされるかも。毎日客呼んでね?」
「シャンパン最後に卸したコウタさんに言われても嫌味にしか感じないっすね(笑)」
「いや〜俺この1週間今日までお客さん0よ!!新人かと思ったわ!ショウ何でそんなに客呼べんの?」
「俺は客数多くても客単価低いんで。連絡マメなとこしか取り柄ないからコウタさんみたいに話盛り上げられないっす」
「ショウさんって、連絡マメなんですか?」
ふと、隣でタバコを吸っていたレオが話に入る。
「レオちん、どう考えてもショウはマメっしょ。どんだけ連絡してると思ってんの。お客さんついてない時いつも携帯裏でいじってるじゃないの」
「俺おかげで携帯熱いっすよいつも」
「え・・・だって今日・・・セナさんが連絡不精って」
レオは戸惑ったような顔を見せた。
「ショウ」
ショウが声をする方を見ると、セナが立っていた。
「セナさんお疲れ様です。今日ヘルプありがとうございます。言った通り伝えてくれたおかげで助かりました。」
セナは少し困惑した表情で、ショウに話し始めた。
「俺は主任という立場であっても人の営業方法にとやかく言うつもりもないけど、あんまやりすぎんなよ。女の子を落とす所まで落とすのはやめとけよ。」
ショウは切れ長の目を細くし、鼻で笑う。
「それは過去のセナさんに伝えた方がいいんじゃないっすか」
「・・・あ?」
「昔話好きっすね、セナさんって」
セナははぁ、とため息をついて言う。
「ホストだから目先の金は大事だとは思うけど、時間は金じゃ買えねーぞ。悔やんで過去の時間を戻したくても戻せないからな」
コウタがオロオロし、レオはキョトンとした顔で双方を見た。
「俺この後アフターなんで行ってきます。お疲れっした。」
ショウはまだ残っていたタバコを力強く灰皿で消し、店を後にした。
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