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3章:出会い (2/13)

「で、そのブスは瑠奈の元彼とよろしくやってんの?」

「そのブスって・・・梨沙口悪すぎ。由香ね。」

「顔は可愛いかもしれないけど性格ブスだし。私そいつ会ったことないからブス呼びでいいっしょ」
梨沙は焼き鳥を頬張りながら吐き捨てるように言った。

土曜日の夕方に高校の同級生の梨沙に突然誘われてこの安い居酒屋にいるのだが正直助かった。
土日の過ごし方はたくみと過ごすことしか頭に思い浮かばなかったが、こうして梨沙に誘われたことで1人でいるよりは気持ちが楽になった。

「でも浮気ってそんなに許せないもんかねえ」

「許せないでしょ。梨沙は許せるの?」

「梨沙は彼氏がお客さんとホテル行っても許すよー。ゆきぴょん愛してるから」

「あー。ゆきぴょん。」

ゆきぴょんは梨沙の付き合ってる彼氏で、ホストだ。

「ゆきぴょんはー幹部補佐だからお客さんを維持するためにも枕しなきゃいけないんだもん!」

「枕、ねえ。」

梨沙からは何度もホストについて聞かされた。
ホストは自分を指名したお客さんにお金を使ってもらわないといくら酒を飲もうが店で働こうが給料は低い。
その為にも、指名客が切れないように「枕営業」をして高いお酒を入れてもらう。

「ゆきぴょんもー、梨沙のこと愛してるから枕したくないんだって!でも、しょうがないの。」

凡人には全く理解のできない考えである。
愛してるなら昼の仕事に戻れば良いのに。

「だから梨沙も、ゆきぴょんの事支えたいからお仕事頑張るんだ」

梨沙は彼氏の為にデリヘルの仕事をして彼氏の生活を支えている。

本当に彼氏が梨沙のことを好きだったら風俗なんて辞めさせると思うけど。
梨沙に何度も言ったが梨沙は聞く耳を持たないし、現にそれで私以外の高校の同級生は皆距離を置いた。

「ねえ、今瑠奈が思ってること当ててあげよっか」
梨沙はニヤリと笑いながら長いつけまつげをパチパチとさせ、私を見上げた。
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1度でも本気で愛してくれましたか? ©著者:瑠奈

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