夜中に鳴る携帯の音に目覚めた俊は、優子からのメッセージに気付いた。
時刻は深夜1時過ぎ。
梨沙はスヤスヤと眠っていた。




そっと腕を引き抜くと、あくびをしながら眉間にシワを寄せた。





優子『　俊、話ある。　一人で来てほしい。梨沙は絶対来させないで。　』





俊『　なんだ。何時だと思ってんだ。　』





優子『　お願い今すぐ来て！　一人で！　』




寝起きの為頭が回らなかったが、美春の事だろうと思い携帯をポケットに入れた。




そっと起き上がり幸せそうに眠る嫁にキスをし、物音が立たないよう家を出た。