4章:罰 (3/15)

俊はカウンターテーブルに5000円札を置くと、優子はレジから同じ金額をだしそれを俊のボトルに輪ゴムでとめた。



近くに娯楽施設すら無い港町で2人、くだらない賭け事をし遊んでいるのだ。




日々笑顔を無くし、自分を失っていく俊を近くで見ながら、優子は少しでも彼を元気付けようとしているのだ。



そんな事は知らない俊は、いつものように酒を飲み1人テレビを見ていた...