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2章:夏 (2/4)

変わらぬ日々を、毎日自分を削りながら過ごしていた。


東京での生活は全てが順調にいっていた。仕事も昇進しそれなりに稼いでくる。
美人で優しい恋人とは結婚の話すら出ていた。


高級車を乗り回し、高い腕時計をつけ、良いスーツを着た。
でも最早この場所でそんな物は無価値となる。
いや、寧ろ場違いだと笑い者にされるであろう。



愛車は殆ど乗られる事無く洗車だけされ作業場隣の車庫で眠っている。
今では毎日軽トラで仕事をする日々なのだ。


高級腕時計は初めて昇進した時にプレゼントされた物だったが、傷だらけの泥まみれになっては困る。よってピカピカの硬い頑丈な箱に入れられ暗闇に閉ざされ最早時を刻む事無く眠りについた。


ここではスーツなど必要無い。
クローゼットに仕舞われ最早着る機会すら失っていた...
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闇に包まれし屋敷 ©著者:REN

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