2章:久しぶりに愛華と (8/8)

愛華は

「そうなんだ…きっと、日本人にない優しさがあるんだな…」

とシャンパンを飲みながら言う。

ワタシは

「だから、タイに行こうよ♪愛華だって絶対にはまるよ♪」

と言うと

「行ってみたい…でも、休みがなかなか取れないから…

せいぜい、正月明けのお休みの時くらいかな…

でも、お正月なんてお高くなるんでしょ？

それに正月休みだって3日間くらいしか、ないし…」

と言う…ワタシは

「そうだよね…愛華は大晦日まで忙しいもんね…」

と残念そうに言う。そして

「ところで愛華、誰か、付き合っている人なんかいるの？」

と話題を変えていく。愛華は

「いな〜い…回りにいいオトコなんていないし…

なんか、オトコに覚めちゃっているのよね…

風俗していて、それもソープにいたから

オトコの真実っていうか、

オトコは全て性欲で動く生き物…

なんて思えて仕方がないの…

それにワタシがサロンを持っていると判ると

ワタシにたかろうとするオトコもいて

もう、オトコなんて面倒くさい！

って感じちゃう…」