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3章:愛華と元カレ談義
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愛華は
「あの時、ワタシは陽子さんの今後の人生を思えば山田さんと別れた方がいいって思ったから…
でも、寝た切りになるかもしれない山田さんの面倒を見るっていうから
今後、治療費なんかが、幾らかかるかわからない病人を抱えて
陽子さんが生活していくには風俗…それもソープに勤めて稼ぐしかないって思ったから…
でも、今みたいな陽子さんになるって判っていたら
ワタシは陽子さんをソープに紹介なんかしなけりゃよかった…」
と愛華は泣き顔になって呟く。
ワタシは
「愛華…それは結果論よ…
あの時、ワタシが手っ取り早く稼ぐには
風俗しかなかった…
元カレにバレるのだけはイヤだったから
アリバイ会社を使ったりしていたけど
結局はバレてオンナまで作られて捨てられた…
なぜ、バレたか、わかんないけど…」
と言ってワインを一気に呷る。
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貧困になった(その11) ©著者:Yoko
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