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2章:パラノイア
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『ユミ だいぶ髪の毛伸びたね』
しばしの沈黙の後トワが私の髪の毛に指をスルッと通した
トワに指摘されて久しく美容室に行ってない事に気付いた
『半年は切ってないかも そろそろ行かなきゃね』
『そうだね ユミは俺的にセミロングが一番似合うかな こうフワッとした感じのさ‥』
トワが両手で風をきる様にジェスチャーをした
同時に右指の先に器用に挟んでいる煙草からトワの香りがふんわりと漂う
懐かしくて幸せな感覚がのぼってくる
『そう言うトワだって美容室なんて随分』
あれ?
次の瞬間トワを見て違和感を感じた
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狂ってた ラスト2 ©著者:弓
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