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2章:パラノイア
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『そう言えばユミはあのクレヨンは使った?』
『クレヨン?』
『そうクレヨン』
‥‥‥ん?あれ
あのクレヨンは夢の中でトワからプレゼントされたはず
なぜ現実のトワが口にするの?
脳がこんがらがる
『弓にはあのクレヨンでちゃんと色を塗りながら生きてほしいんだ』
『だからトワがいないとそんな事出来ないよ トワがいなと
『出来る!お前なら出来る』
私の話をさえぎるトワの瞳は出会った当初の黒々とした色に戻っていた
私が一目惚れをしたトワのあの瞬間の時に
色々な感情があったし冷静に話をしなきゃいけないのは解っていたがその時の私にはその余裕がなかった
動物の様に本能のまま思った事を口にした
『クレヨンなんていらない、トワとずっと一緒にいたい』
『私は』
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狂ってた ラスト2 ©著者:弓
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