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1章:月世界 (6/7)


慌てふためく周りの人達を無理矢理かわして再びエスカレーターに乗り改札口を目指した



『本当に私大丈夫ですから』



『君、何かあったら連絡しなさい、私は逃げたりしないから!』



スーツケースのサラリーマンの声が後ろから

聞こえた



誠実な人なんだな、奥さんもきっと幸せ者なんだろうな



と一瞬思ったがそれ以上は何にも感じなかった





懐かしい出口を出ると既に外は暗かった




私の実家には負けるが結構な田舎だ




ヨロヨロタクシー乗り場に向かう途中で




『あ、ビール買わなきゃ!』




と思いだしかろうじて開いていた小さいスーパーでトワの好きな銘柄のビールを1ダース買った




『お姉さん大丈夫?!脚転んだの?』



と母親くらいの年齢の店員さんに指摘をされた




『え?』



改めて自分の身体を見ると膝から出血していた




店員さんからもらったおしぼりで止血をした




不思議と血が出てる箇所は痛くも痒くもない





ただ1ダースのビールが異様に重く感じた






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狂ってた ラスト2 ©著者:弓

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