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17章:別れるための一歩 (2/6)

今みたいに亭主のDVから逃げるために匿ってくれる施設なんてなかったし…




自分でなんとかするしかない…




先に部屋を借りて引っ越そうか?


いや、まだ早い…


子どものことをかんがえると住民票やら移さなきゃならないし移したら居場所がバレる…





そのころ定時制で友達になったタメの杏子ちゃんと、また連絡をとるようになってた

それはひろとを妊娠してからだった

杏子ちゃんはちゃんと定時制を卒業し専門も卒業して保育士になってた

子どもが大好きでひろとを溺愛してた

私を心配してかひろとに会いに来てたのか・・しょっちゅううちに遊びに来てた

私は少しのやすらぎをもらってた
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遠まわりした人生 ©著者:れいか

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