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10章:息子?男? (2/6)





桐生がたまにうちに来る。
おかげで私は彼氏が出来ない。
もう子供も難しい年齢だし
結婚はより遠退いたと思う。

もうそこまで願望もないけど。
風の噂で源一郎と三久に子供がいる、と聞いた時はさすがに思う事はあった。



桐生「佳代子さん」


佳代子「え?何?」



桐生「ここんとこずっと
そんな感じですよね。」



佳代子「そ?私は昔からそんな感じだけどね。」



桐生「爪なんて噛む癖、出会った時にはなかった。」




佳代子「…。」



よく見てるのよね、この子。




佳代子「そろそろ彼氏作って
老後の蓄えとか考えなきゃな、もは思うかな。
でも、あなたいたら
おちおち彼氏も作れないし
貯金も崩れてくばっかだから。

邪魔だとは思わないけど
そろそろ、ね。
巣だってほしいな、って。」



桐生「え?じゃあ僕はなんで佳代子さんといるんですか?」


佳代子「育てるため。
間違っても彼氏ではないわよ。
だって、そう思わない?

響が私に託したから
私は引き受けたのよ?
じゃあ桐生はなんで私みたいな
母親みたいな人といるの(笑)
年相応の彼女見つけなさい?」





桐生「最初に言いましたよね。」


佳代子「最初になんの話したかなんて、覚えてるのは年齢の事だねよ。
店では21歳で本当は25歳
で、今年27歳になる。

男に年齢制限はないけど
女は色々あるのよ。
私もいつまでも独身でいるつもりもないし、どうせ一緒になるならそれなりに稼ぎあってどっしり構えた人を旦那にしたいしね。」


桐生「まるで僕と正反対な人が良いって事ですか?」



佳代子「桐生は良い子よ。
でも良い子ってだけ。
私は寄りかかれるような人が良い。
100歩譲ってあなたがそうだとしても、何年そうしてられる?
かなりの年の差であなたはどんどん油が乗って、若い子も気になりだして…
次見つけようにも今よりも
難しい年齢や見た目になって
捨てられたんじゃ最悪じゃない。

それが女が年上過ぎるカップルのよくある話なのよ。」



桐生「僕は」




佳代子「違う、とか言わないでね。みんな最初はそう言うの。」






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人のもの ©著者:愛希

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