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6章:そして今の私になるまで
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私はそのバイト先を辞める。
店長「三久ちゃんがまさか引退する日がくるとはね。」
三久「大変お世話になりました。」
店長「まだいてほしかったんだけどなー。」
就職先が決まった訳ではない。
掛け持ちしていた職場がかなり稼げるから安時給で最低な奴がいるこのバイト先から早く出たかっただけだった。
掛け持ちしてたのは水商売
かなりの有名店のキャッチに声をかけられて興味本意だけで体験入店したらママという人が物凄く良くしてくれて破格な時給を提示してくれた。
ママ「もし本入店してくれるなら、時給8千円出すわ。」
三久「はい?時給ですか?」
体験入店は3日間で5万
ちょうどホスト遊びもチラッとだけするようになったし初回狙いなだけだからそのくらいあれば
何回か行けるなあ、くらいにしか思ってなかった。
店長「ちなみに、うちの稼ぎ頭の時給が2万円。
君ならすぐに越えると思うよ。
今のところ最低保障としての時給が8千円て事だから。
今、居酒屋さんにいるんだっけ?
本腰いれてやってみてがっつり稼いでサッとやめるでも構わないよ。」
ママ「ずっといてほしいけどね(笑)」
1ヶ月居酒屋のバイトと掛け持ちしてみて、水商売に手応えを感じたからあっさり辞めた。
佳代子「ねえ。」
三久「はい?」
佳代子「あなたまで辞めるんだって?」
三久「あなたまで?」
佳代子「色惚けしてためぐみも最近辞めたからさ。」
三久「めぐみは辞めた訳じゃないみたいですよ?」
佳代子「へえ、じゃあなんで?」
三久「知りませんけど。
お世話になりました。」
佳代子「どこで働くの?」
三久「しばらくは貯金でバイト探しするつもりです🎵」
佳代子「自由でいいわね。
私なんて期待されてるからなかなかやめられなくて😅」
三久「そうなんですかぁ。大変ですねぇ。では、さようなら。」
佳代子「落ち着いた頃、連絡するね。」
三久「はーい…」
いらないっつうの。
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