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5章:修復
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気晴らしに、化粧品でも買いに行こうと久々にデパートに行った。
「三久…」
忘れもしない声
静かに振り返ると仕事前であろう凛太郎がいた。
三久「凛太郎…」
三神「久々だね、どれくらいぶりかな。」
三久「わからないよ…」
三神「また、キレイになったね」
三久「相変わらず、上手だね。」
三神「幸せなんだって?」
三久「そうなの。」
三神「佳代子さんから聞いたよ。」
三久「そっか。」
三神「僕の事、好きでいてくれてありがとう。」
三久「もう、昔の話だよ。」
三神「僕に似た人なんだってね。」
三久「たまたまね。」
三神「僕がこれからも愛してるのは三久だけだから。」
三久「わかってるよ、でも今さら…」
三神「本当に、そうだから」
涼しげな目でじっと見られた。
凛太郎の後ろから、まだちょっと遠いけど、佳代子さんらしき人が来てるのが見えた。
三久「佳代子さんと待ち合わせ?」
三神「そうだよ。ちょっと早く準備出来たから、ぶらぶらしてたんだ。」
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