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4章:陰
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佳代子「ずっと黙っておこうと思ったんだけどね。
私、三神さんの話を聞いて
三神さんの相手だった人
私、知ってる子だったの。
彼女は今…三久は今
三神さんにそっくりな、私の元カレと付き合ってるの。
私がまだ付き合ってた時から。
告げ口みたいになりたくなくて
墓場まで持ってくつもりだったんだけど。
今の話っぷりを聞いてさ。
三久が言ってた通りだって。」
三神「三久はなんだって?」
佳代子「悔しくて。とられたのが。
だからね、三久との過去は最悪だって言ってたって言ってみたの。
そしたら、三神さんはそんな人じゃない、彼を悪く言うのは私の価値まで下げる事になるからやめなって言われちゃった。」
三神「そっか。誰にでもね、間違う事はあるよね。僕もあの時こうしてたら、ってつい最近まで思ってたから(笑)
それで三久から連絡きて
吹っ切れたっていうかね。
解放されたんだ。」
佳代子「そんなふうには勿論思ってないの…。
でも、仕返しの為に三神さんを悪く言っちゃって、本当にごめんなさい。」
三神「辛い思いもしたし、それでもちゃんとこうしてしらなかったところでの間違いを謝ってくれたんだからそれで良かったんだよ。
それにしても、世間は狭いね。」
佳代子「本当に😅」
三神「三久がちゃんと次に進めたのがわからなかったら佳代子さんとも出会えなかった。
万が一三久と再会したとしても
復縁はするつもりもなかったし、三久もそのはずだと思う。
僕が弄んでしまったからね。
かなり、傷つけた。
罪滅ぼしとは違うけど
佳代子さんがつけられた傷は
僕が消してあげられたら、って思うよ。」
佳代子「もー、消えたよ❗」
三神「それなら良かった…」
佳代子「いつか、私も三神さんの愛する人になりたいな。」
三神「お互いにね。」
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