彼女は、歌舞伎町では、家なし子。いつもはホテルや寝カフェで毎日を過ごす日々だと聞いてました。
　
　ある夜、LINEでいつものやりとり。レムちゃんより、実は今の店の寮を借りることができたんだ。とメッセージが来ました。いまから遊びに来る？とお誘い。

　断ることもなく、仕事を終わらせ、すぐに寮(アパートの一室)に向かいました。

　別に下心があるわけではなく、もっとレムちゃんとお話できる時間が増えることに僕の心は踊っていました。