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1章:恋をしたのは突然だった (1/10)

1章:恋をしたのは突然だった

 今から一年ほど前。

 僕は最近、会社で、めでたく昇進。支店長となりました。

 望んでなった支店長。しかし、情けないことに、いままでとは全く違う業務内容に日々困惑、疲弊する毎日。心が磨り減っていくのが、自分でも判るほど、、、。

 辛い日々です。


昔の話をします。13年ほど前。

 妻との結婚を考えるようになった丁度その頃、僕は歌舞伎町に通い続けてしまいました。
 当時は、結婚を前にして、マリッジブルーになってしまい、このままでいいのかと考えるようになりました。

女性とあまり付き合ったこともなく、経験もあまりない自分に、はたして今の彼女で本当によいのかと考えてしまいました。


 そこで人生の経験の為にと一度きりだと決めて、初めて風俗街に足を踏み入れました。 

 しかし、一度だけと思っていたのですが、もともと自分の凝り性なのもあって、たくさん通うことになってしまいました。

 当時は独身で多少の蓄えもあり、いろんなお店にいった記憶があります。


 楽しくて楽しくて。単純に快楽もあったのですが、初めての風俗業界。人間模様、いろんなお店、さまざまな事情があって働く風俗嬢、新鮮な世界に僕は探求心を押さえることができず、たくさんのお店に通いました。

 最終的には、ある一人の風俗嬢にたどり着いて、数回だけども、食事したり、相談する仲になり、楽しかった。

 僕の不徳のいたりで、最後は風俗に通っているのが、彼女(今の妻)にバレてしまい、それでも自分を許す代わりに風俗に通うのを禁止になり、それから僕はいくことをやめていました。

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恋をしたのは突然だった ©著者:カチューシャ

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