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6章:外出
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それからススキノの鰻屋さんで
鰻を食べてお店のトイレでウエトラを仕込んで
帰ったらすぐにヤラれるな…
なんて考えてワンピのファスナーの上のホックも外しておく。
外しておかないと興奮した青沼さんがワンピを脱がそうとして
ホックを壊されたりしちゃうから…
それから勘定を終えた青沼さんと手を繋いで歩いてホテルに帰る。
昼下がりのホテルの廊下を青沼さんと歩きながら
ドアノブに
Do not Distab's
の札が掛けてある部屋が沢山あるな…
なんて観察している…
青沼さんは
「札の掛けてある部屋はカップルがお楽しみ中なんだろうな…」
なんて言う。ワタシは
やっぱりこの人、キモい…
ワタシ達だって昼下がりなのに
これからお部屋に籠ってヤルのにな…
なんて思いながらも
「なんか、昼下がりのホテルって艶かしい…
まだ、昼間なのに沢山のカップルがお部屋に籠っているんだ…」
とワザと恥ずかしそうに呟く。
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貧困になった(その6) ©著者:Yoko
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