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6章:外出
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それからタクシーで街中にあるスキーのプロショッブに行く。
青沼さんはワタシの事なんて忘れたようになって店員さんとあれこれ話している…
ワタシは店内をブラブラしながら
ワタシも新しいスキー用品が欲しいな…
なんて思いながらスキー板やブーツを眺めているけど
店の中にいるオトコ達の視線が気になる。
膝上のおとなし目のワンピだけど
ケバいくらいのピッチリメイクをして
黒のストッキングにヒールパンプスを履いて
コツコツとヒールの音をさせて店内を歩いていたら
目立つな…
ましてや、スキープロショッブだよ…
他に女性客が何人かいるけど
若いし、メイクだってナチュラルだし、
ファッションだってほぼ、パンツにスニーカー姿…
目立つというより、浮いている…
ワタシはスキーウェアを品定めするフリをして
何人かのオトコ達からのイヤらしい視線を感じながら
考えていた…
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貧困になった(その6) ©著者:Yoko
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