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9章:迷い
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それから出勤するヒロ君と宮の沢の駅で別れてワタシはバスで家に帰る。
久しぶりに激しく何回もヤラれたから
腹筋と脚がダルくて筋肉痛…
家に帰ってからメイクを一度、落としてから
薄いナチュラルメイクをし直す。
ケバいくらいのピッチリメイクのままだと
マンションの入居者さん達に裏で何を言われるか、判らないから…
それから作業服に着替えて雪掻きを昼までしてから
事務所に管理月報を持って行ってちょっと安西さんとおしゃべりをしていたら
もう、3時…
ワタシはデリへルの出勤日だったから慌てて家に帰って
また、メイクをする。
メイクをしながら
デリへル、辞めようかな…
でも、また、ヒロ君とつき合っていても
ヒロ君、前みたく、高給取りじゃないって言ってたし、
お金の面倒まで見てもらえるわけないか…
やっぱり、今後の事を考えると
辞められないな…
でも、ヒロ君にバレたら…
ワタシがまた、風俗嬢をやってる事がバレたら…
考えるだけで怖い…
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貧困になった(その5) ©著者:Yoko
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