そんな日々が半年くらい経って

徐々にマンネリ化していた七月頃

1個上の田原先輩と付き合うことになった。

顔がイケメンで、ピアスも沢山空いていて、うすっぺらい、田原先輩イケてるよね、いいなと言う話を、同級生の素行悪いグループのナナミに話したところ

ナナミがその話を田原先輩に言ったらしく

一週間後くらいのなんでもない夜に、金沢八景の金八屋というラーメン屋に行った帰りに告られた

付き合う。それが、なんなのかよくわからない状態だったけど

田原先輩の家は、両親がいなく
たまり場でもあったので

夜中までそこで時間をつぶし、
そろそろまずいか、と思う時間で帰る

でも、もう彼女になったのだから
いつ帰ってもいいんだ

そんな単純な考えだが

やっと、自分の居場所が出来たようで嬉しかった。