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5章:五十嵐の証言。
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「まぁ、、悪かったと思ってるよ、、加奈子と古川をからかったりしたこと、、」
五十嵐がゆっくり話しだした。
「2人が体育館の倉庫に入ってくの見かけて、ふざけて覗いたんだよ、、
そしたら加奈子が泣いてて、、
古川が加奈子を抱きしめたんだ、
喧嘩でもしたのかと思って、
冷やかしてからかったんだ、
悪気なんかなくて、、」
「お姉ちゃんと古川くんは付き合ってたんですか?」
私の質問に
「それは否定してたよ、、ただの幼馴染だって」
「五十嵐さんが停学になったのって、、もしかしてお姉ちゃんのせいなんですか?」
「いや、、加奈子のせいじゃないよ、、
でもあの停学はマジでハメられたんだ、
全部、森田の作り話しなのに、、」
担任の先生、森田って言うんだ。
お葬式で泣いてた。
若い先生で生徒に人気だとA子が言ってた。
「俺さ、、誰にも言ってない事があるんだよね、、
加奈子のことで、
たぶん俺しか知らないよ、
そのせいで停学になったと俺は思ってる、、
メイズ聞きたい?」
その言い方は
「5万じゃ話さない」って言ってるんだと子供の私でもわかった。
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12歳。。 ©著者:メイズ
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