ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

21章:新しい時代 (15/18)

「いきなりダンスに誘ってごめんね。正直、貴婦人方の相手は難しくてね!」
少し愚痴を漏らしながらダンスをしている、その少女は見た目が凄く幼く見える。
「貴女は何歳ですか?女性に年齢を聞くのはあまり良くないけど、凄く幼く見えちゃって。」
オルフェスは悪気はない。思ったことを素直に言うのは良いところでもあり、悪いところでもある。
「私は16歳でございます。良く幼く見られるのでもう慣れましたけども。」
ハキハキと答えるその少女はまだ若く、そしていてしっかりと受け答え出来る少女だった。
「そっか!ダンスに付き合ってくれて本当にありがとうね。」
少女の額に軽くキスをして離れていった。
キスされた少女は、その場で立ち竦み額を手で触り顔が赤くなっていた。

どうにかこうにか貴婦人から逃げてきたオルフェスはクラッドの横に居た。
「はぁー。本当にこんな感じで婚約者なんて決まるの?逃げてるだけのパーティーになってるよ!」
愚痴を漏らしながら頭を抱える姿は、国王っと言ってもまだ王子のままに見えるクラッドは口を開いた。
「まだ始まってすぐですよ?これからまだ時間はありますので、ごゆっくりとダンスされても良いのでは無いでしょうか?」
クラッドの言葉に耳を傾けるオルフェスだったが、そこへ一人の女性がダンスの申し込みに来た。
「オルフェス国王陛下。本日はお招き誠にありがとうございます。失礼ながらダンスを一曲お相手お願い出来ないでしょうか?」
その女性は真っ直ぐにオルフェスを見て言った。

「さっ、女性からのアプローチに答えないでどうします!」
背中をクラッドに押され、渋々ダンスに参加する事に。

『他人事だと思ってー!あいつ、絶対に文句言ってやるー!』
137 /166

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

白と黒の王子 ©著者:ティピぃ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.