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2章:夢うつつ
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2章:夢うつつ
それから数日の記憶は断片的だった。
トワに首を締められた私は傷害の被害者と言う扱いになったらしく数日ほど入院した。
数日と言ってもほんの2、3日だけど。
私の首を締めたトワの手にはたいして力なんて入って無かったし、私を本気で殺す気何てさらさら無い事くらい締められている瞬間から感じた。
だからこれはただの形式だけの入院。
私の頭が夢うつつになっていたのは痛みからではなく、トワに首を締められた事によるショックを受け入れる事が未だに出来ていなかったから。
終始秋山先生が来てひたすら私に謝罪をしてきた。
『本当にごめんなさい弓さん。まさか、まさか、優介君があんな行動を取る何て…全く読めなかった私の責任です。』
当然彼女を攻める気力何て一ミリも無かった。
次の日に代表と秀二君が来てくれた。
何かを話した気がするが詳しくは覚えていない。
ただ二人ともとても悲しそうな顔をしていた。
そしてこう代表に言われたのだけはハッキリ覚えている。
『ユミちゃん、…もうアイツには』
『うん…わ、わかってるよ』
ぼーっとした思考でこう咄嗟に言葉が出た自分が今までの自分とは別次元の人間になった様だった。
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狂ってた ラスト ©著者:弓
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