私はアユ。No.1のキャバ嬢で20歳。
今日も仕事でヘアメしてもらってるところ。トップは大きめに盛って背を高く見せるのがマイブーム。
更衣室で着替えてるのは仲良しのリナ。店のNo.2で、最近成績が伸びているから少し焦ってる。
〜♪
ラインが鳴った。1年付き合ってるホストの彼氏のセイヤからだ。俺の今日の髪決まってない？って写真も付けてる。もう、イケメンだなぁ。
ボーイが指名が来たと呼んでいる。ライン返したいのに誰だよ。
ちょうどヘアメも終わったから急いで席に向かう。
あー！山田さん！もうシャンパンも入れてくれたの！？
大げさに喜んだ風に席に駆け寄る。その時高いヒールでつまずいて転んでしまった。
スマホが山田さんの足元に滑り込む。画面はセイヤとのラインが表示されたままだ。
お前！俺の金をホストに貢いでたのか！！
シャンパンのボトルで思いっきり頭を殴られて私は死んだ。
おわり。