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3章:†男の立て方† (2/73)

久々のレッスンを、無事終了。

煌璃は、ディナータイムの真っ最中だった。

ご家族連れを意識しての煌璃だったが、やはり、巷のファミレスよりもディナーのピークは幾らか遅め。

お店は、みんなに任せるとして、私は母家に行く。

冬真君は、数日、此処に滞在する事になった。

今日、零士と一緒に、両親が留置されて初めて面会に行った。

でも、限られた面会時間に、話は中途半端なままだったようだ。

冬真君は、岡部刑事に事情聴取を受けたらしい。

強制的なモノではなくて、たまたま冬真君が面会に行ったから。

それで、帰って来たのが、お昼をとっくに回った、私がレッスンに出掛ける時だった。

時間に追われてたので、その話を聞く事も出来ずに、私はレッスンに向かった。

玄関に入る。

ちゃんと猫が居た。

『ただいま〜♪』

ミルフィーをモフモフ。

クロスケを肩に載せてリビングに。

加代は、TVを観てた。

『ただいま〜!』

《お帰りなさい》

凪はキッチン、蓮はカウンター、

テーブルには冬真君と幹耶。

『あ、幹耶夜勤お疲れ!

杏里ちゃん元気?』

と訊いた。

『うん、杏里はもう、生活に随分馴染んで来た。

飯もちゃんと、おかずを皿から取って、飯に載せて喰えるようになってるし、もう、歯磨きも着替えも、独りで出来るようになった。

掃除も手伝うし。

言葉は未だ余り出ないけどね』

『でも、短期間で随分変わったね?』

と言うと

『副園長(奥方)が、ずっと就いてる。

昼間は、花壇の草取りをしたり、鶏の餌やりをしたり。

散歩も行くし。

あ、それで今冬真さんに聞いたんだけど………』

『あ、ちょっと待って』

と、幹耶の話を遮る。

TVを観てる加代の所に行く。

『タダイマ!』

『…………』

アタマキタ。

TVを切った!

『あ、何すんだべ!?』

『タダイマ!』

とまた言った。
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†ふぁみりぃず† ©著者:JUDE(ユダ)Ⅳ

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