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34章:北海道帰還 (10/12)

レストラン前のメニュー表を見る。

俺「何!バイキングだと」

蓮「バイキングって何だぁ?」

俺「好きな物を自分で取って食べていいって事だ」

蓮「僕、カレーライス食べるど」

俺「バイキングかぁ!元を取るには、本腰入れて食わねえとな」

バイキング、それは、わんぱく小僧達の夢の様な食卓。

好きな物を好きなだけ食べれる男達の晩餐だ。
しかし食べ放題飲み放題となると俺は、昔から元を取る為にリミッターを解除して食べまくる。

昔、バーミヤンでドリンクバー15杯を飲んだ事は、地元の同級生の間では、伝説になっている。

気合を入れてバイキングの戦場に足を踏み入れる。

奥に見えるコックをひと睨みして、席をキープする。

俺「蓮、行くぞー」

蓮「おぉ」

俺「何て事だ!アルコールは、有料だと!!」

俺は、頭を抱え込む。
そりゃそうだ、居酒屋でも何でもねえ船上のレストランで、酒まで飲み放題なんてある訳ねえだろと納得して、プレートとおぼんを手に取る。

蓮「カレー♪︎カレー♪︎」

俺は、蓮のカレーを取って一度席に戻る。

蓮「とおちゃん食べてていいかぁ?」

俺「ああ」

蓮「いったあきまーす」

俺は、一度一周してメニューの構成を自分の中で決めていく。

俺「最近は、ネギの高騰で…」

馬鹿野郎ネギの高騰なんか考えずに男ならガンガン行けやと心の中のリトル勇次が俺に問いかける。

徐ろに何にでも手を出す事は、後で後悔すると思い炭水化物を省いて、メニューを選んでいく。

プレートに山盛りになったおかずを一気に口に運ぶ。

蓮「とおちゃん、おかわりだ」

俺「カレーでいいのか?」

蓮「うん」

俺は、蓮のカレーをよそってサラダも手に取ってテーブルに戻る。

俺「蓮、サラダも食べな」

蓮「うん」

その後、山盛りのプレートを3度空にして俺は、船室の部屋で腹を抑えてくたばっていた。

蓮「とおちゃん大丈夫かぁ」

俺「バイキング恐るべし」

夜9時になると蓮は、クレヨンを持ったままベットで眠っていた。

俺「立派な画家さんになりそうだな」

そっとクレヨンを取って布団を掛け直して俺も眠りについた。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ

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