29章:カテーテル (2/7)

2019年2月28日木曜日

前日から宿泊してるリラの家で、目を覚ました俺は、朝飯を作っていた。

ここの施設には、キッチンがあり米やふりかけやカップラーメン等も寄付されて、自由に食べていいのだ。

宿泊費は、1泊1500円のみでその他は、有難い事に一切掛からない。

そして1冊のノートを見ながら俺は、朝飯を食べていた。

そのノートには、病気の子供を持つ親達のこの施設へのお礼が書かれている。

それを読みながら時計を見る。

午前9時30分面会は、10時からだったが早めに病院へと歩いて向かった。

坂道を歩いていると、風が強く肌寒く感じていた。

俺「やべっこっちも寒いやん」

北海道でも横浜でも寒さに弱い俺は、どちらも寒く感じた。

少し早歩きで病院に到着すると1階のロビーで、アイス珈琲を購入して飲んでいた。