15章:家族の餅つき (2/9)

2018年12月28日金曜日

この日で仕事納めとなりトラックを洗車して、１年の汚れを隅々まで、綺麗にして家路についた。

俺「おぉ腰いてえ」

家に着くと、車の音で蓮が走ってくる。

蓮「とおちゃん、おかえり」

俺「たっだいまあぁ」

長靴の雪を落として、物置から、米を車に積み込んだ。

蓮「何やってんだぁ」

俺「明日は、餅つきだ」

蓮「ペッタンペッタンなの？」

俺「んだ。きっとうめえぞ」

俺「蓮も精米に行くか？」

蓮「うん」

蓮は、長靴を履き、ニット帽を被って出てきた。

俺「鼻垂れてるぞ」

蓮「さみいな、とおちゃん」

俺「雪だらけだからな」

蓮「北海道は、雪がいっぱいだな」

俺「北海道嫌か？」

蓮「ううん。大好きだ
芋がいっぱいあるからな」

俺「そらぁいいこった」

俺は、蓮をハイゼットに乗せて精米所に向かった。