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11章:息子からの誕生日プレゼント (5/5)

蓮は、新聞紙で包んだ、小包を俺の前に置く。

蓮「とおちゃん誕生日プレゼントだぁ」

俺「えっ!何だろうな?」

俺は、息子から手渡された小包を見る。

新聞紙の小包には、
クレヨンで平仮名で
『とおちゃんのぷれぜんと』と書かれている。

俺は、包みを開けると、
中には、アサリやしじみの貝が散りばめられた、
紙粘土で作られた灰皿が入っている。

俺「おぉ!灰皿か?蓮」

蓮「そうだど(笑)」

俺「こりゃいい」

俺は、息子の手作りの
灰皿を何度も見て触った。

蓮「とおちゃんこれもだ」

俺「ん?何だ?」

蓮は、ポッケから金と銀の折り紙で、作った手裏剣を俺に笑いながら渡す。

俺「蓮2つもくれるのか?」

蓮「うん。嬉しいかとおちゃん」

俺「嬉しいよ。蓮、今日から灰皿使わせてもらうぞ」

蓮「うん」

蓮は、笑顔でケーキを
頬張っていた。

俺は、家族全員からの
プレゼントを枕元に並べて、ニヤニヤしていた。

奈緒「不気味な笑いして」

俺「いや、まさか蓮からプレゼント貰える時が、来るなんてな」

奈緒「一生懸命作ってたよ」

俺「しじみとあさりってのが、また風流だよな」

奈緒「それ先週の味噌汁とあさりの酒蒸しの残り物」

俺「リサイクルだねぇ」

奈緒「幸せ者だね。いい息子持って」

俺「そうだな。その内、反抗期で金かつあげされるんだろうな」

奈緒「それも子育てだよね(笑)」

そんな話をして、俺は、一人になった部屋の窓を開けた。
マルボロに火を着けて、
蓮から貰った初めての
誕生日プレゼントの灰皿に灰を落とした。

俺「いいねえ」

息子からの初めての
誕生日プレゼントに、
心が暖まった。

2018年12月3日の
出来事。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ

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