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4章:小さな運動会
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アナウンスが流れ、皆で入場していく。
蓮とお母さんは、
グラウンドを半周、
俺は、1周半だったので、念入りにアキレス腱を伸ばした。
健「パパ頑張るよ」
健パパ「パパに任せておけば大丈夫だよ。健ちゃん」
調子に乗り過ぎだ、
健ちゃんパパよ。
てめえは、この俺様が、ぶっこ抜く。
保育園のグラウンドは、
遊び場じゃねえ。
戦場だ。
白い歯なんか見せんじゃねえ。
1番手の蓮がスタートラインに立つ。
4人が並んで一斉に、
スタートした。
俺は、蓮を心配しながら見ていたが、4番手で
バトンを無事お母さんに、届けた。
俺「蓮よく頑張った」
お母さんは、53歳なのに、20代30代のママ達に負けじと頑張る。
2人抜いて、2番手で、俺にバトンを渡す。
俺「お母さん速いじゃん」
母「ほら、勇ちゃん」
俺は、先を行く健ちゃんパパを追っ掛ける。
コーナーリングで、
右腕を回しながら走っていく。
楽勝で、健ちゃんパパをぶっこ抜く。
俺「ノロマめ」
そして、ゴールして、
健ちゃんパパの前で、
ボルトのパフォーマンスをして見せた。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ
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