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1章:見上げた星達 (6/6)

俺は、夜になると外に出た。

星になった家族を見上げていた。

蓮「とおちゃん何見てんだ」

俺「お星様だ」

蓮「キラキラ光るお空の星よ〜」

俺「懐かしいな、きらきら星か?」

蓮「うん」

奈緒「外で何やってんの?」

蓮「とおちゃんお星様見てるんだって」

奈緒「そっか…」

そう言って、隣に並ぶ奈緒。

奈緒「今度こそ大丈夫」

ニコッと奈緒は、笑う。

奈緒「蓮、お星様綺麗だね」

蓮「ピカピカだね」

奈緒「そうだね。イェイ」

蓮「イェイ」

二人は、ハイタッチをする。
そして奈緒は、蓮と手を握る。
蓮は、俺に右手を差し出す。

蓮「とおちゃん手だ」

俺「おう」

俺達は、3人で手を繋いで空を見上げた。

見上げた夜空に家族が、居ると信じて俺達は、空を見上げた。

きっと見守ってくれる。
妻に宿った命。
その小さな命を
星になった家族に
報告した。

2018年9月25日の出来事

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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ

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