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13章:‡雨‡ (67/72)

お部屋の席に戻った。

矢菅以外の方も居たので、将也君が一言挨拶をした。

お祖父様とずっと懇意だったと言う方が、献杯の挨拶を。

皆様、お弁当の蓋を取った。

〔マッサカ旨気だな!?〕

と、あちこちで声がする。

でも、皆様はお弁当についてはそこ迄で、お互いにお酌をしながら、故人との思い出話を。

しかし、楽しい思い出話は直ぐに、今後の本家とそれぞれの岡崎家の話になった。

『………じゃ、将也は足利に移るんけ?』

と、丸岡家の小父様が訊いた。

『あっぢに、順子とサトエが居るがら。

あの2人にはもう、誰も居ねぇ。

だども祖父ちゃんにも親父にも、みんなが居てぐれっがら』

『んじゃ、岡崎はどうなるんだべサ?』

『渓流館の事も有るがら、時々は顔出すけけんど、基本的には………』

と、将也君がそこ迄言い掛けると

『嫁の責任どしで、ごいがらは俺がやってぐつもりだ!

そんに、綴りにも書いて有るし、嫁に来だ時がら、お義父さんには、先祖がらの言い付げは絶対ぇだっで言われでるがら!

だがら、ごいがらはお義父さんや寿春さんの代わりになっで、俺が全部仕切るがら!』

と、テルヨさんが言った。

岡崎家の小母様方が、ヒソヒソ話を始めた。

『なんに、小母さんはそいで納得しでるんけ?』

と、小父様がお祖母様に訊いた。

『いんや、俺はそんな話しは聞いてねぇ!

今、初めで聞いだ』

と言った。

『小母さんはどんなんだ?』

と、小父様が訊くと

『俺はそんには納得出来ねぇ。

寿春には弟だっで居るし、御爺にだっで、そごに弟が居る。

男がこいだげ居るんに、テルヨなんがには預けらんねぇ』

とハッキリ言った。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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