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8章:†杏里ちゃん† (2/52)

煌璃に到着!

水曜日の未明に、順子さんが自殺未遂をした。

その夜、ご両親と将也君が来て、煌璃に1泊した。

木曜日の朝、物知りさんの訃報を受けて、ご主人と将也君が帰郷。

その翌日、物知りさんのお通夜。

順子さんが、姿を消した。

その順子さんは、一升峰と呼ばれる所で、遺体で発見された。

土曜日、物知りさんのご葬儀を済ませ、精進落としの最中に、サトエさんがご主人のタケシとその弟のアツシに暴力を受けて、病院に。

手術中に息を引き取った。

日曜日、順子さんとサトエさんのご葬儀を。

斎場で意識をなくした。

そして今日月曜日。

明日が店休日のせいか、結構お客様が居た。

要塞、いや地下室が完成したお蔭で駐車場はいっぱいいっぱい。

そのギリギリのスペースに、パジェロを停めた。

さすがに高級車だ。

とにかく大きい!

もう、美容師達も帰ってた。

零士のZも帰ってた。

幹耶も来てる。

車を停めたら、芳樹と蓮が出迎えに来た。

《お疲れ!》

《ただいま!》

『お世話になります!』

と、将也君が言った。

『パジェロなんて、凄い車乗ってるじゃん?

後で運転させて』

と、蓮が中を覗き込んだ。

『大き過ぎるんだけんど、何となく買っぢまっで…………

邪魔じゃねぇべけ?』

『いや、停められるから大丈夫。

今、和尚さんも来る。

つか、もう来てるんだケド』

と、蓮がオカマちゃん倶楽部の、秘密の花園に目を向けた。

『昼間、昇天セレモニーの人が来たみたいで、リビングに祭壇を設置してったみたい。

とにかく祭壇に載せよう』

芳樹と有弥が、骨壺を持つ。

凪が内側からサンルームを開けて

『お疲れ!

色々大変だったな?』

2つのお位牌を持った将也君に声を掛けた。

『お世話になります』

『自分の家だと思って、自由にしてくれ。

此処はそう言う所なんだ』

と凪が言った。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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